唯一無二な師匠
私の師匠は僧侶の世界でも破天荒ではみ出し者
読経も所作も何もかも
お寺生まれの僧侶に負けじと
厳しい修行を重ねてきた人
元サラリーマンの弟子である私に
迎合するな、唯一無二になれ
と教えて頂いたように思います。
しかし・・
師匠は50歳の若さで
急逝してしまったのです。
止まらなかった涙
私は、葬儀屋〜僧侶として何千体もの
死体と対面し、人の死とずっと向き合って
生きてきたので
自分の親が亡くなる時に、果たして
自分は涙を流せるのだろうか?とまで
思っていたのですが
師匠が亡くなって
涙が止まらなかったのです・・
あんなに理不尽なこともさせられ
無茶苦茶だった師匠だったのに
師匠を選んで良かった
「大日如来だよ」という言葉が
間違いなかったと心から思います
自分の道
今まで師匠に教えてもらい
師匠が開いてくださった道を
辿ってきていました
しかし、これからは自分で道を開くのだぞ
師匠の教えは今も続いているようです
まだまだ人としても僧侶としても
学びの途中でありますが
皆様のお役に立てるように精進して
参ります。
どうぞよろしくお願いいたします